新刊

 『江戸剣客遊戯 一 侍ふたり、跳ねて候

 筆者の最新作『江戸剣客遊戯 一 侍ふたり、跳ねて候』が書店に並びました。初の時代小説です。大量の資料を読んだり、東京下町、御茶ノ水など江戸時代の要所を散策して、江戸気分を盛り上げて書きました。散歩して思ったことは、東京はけっこう徒歩でどこでもいける? 江戸時代の人は健脚だったのだなあ。
 いわくつきの浪人と江戸定府の凄腕の武士が暴れる大江戸バディ物です。よろしくお願いします。


 ふたりの侍が居合わせたのは、天のきまぐれか、それとも悪意か(帯より)

◆あらすじ(裏表紙より)
 江戸にふたりの男がいた。一人は大名家江戸詰めの武士・柊虎之介兼信。もう一人は橘隆志郎。用心棒のまねごとをして日銭を稼ぐ浪人である。
 歩む道が決して交わらぬはずのふたりだったが、一つの事件が彼らを出会わせてしまう。大名笠原家の落胤新伍を巡る謀略、そしてそれを隠れ蓑として蠢く陰謀を、ふたりの侍が斬る――
 
 イラスト:ヤマモトマサアキ